社会不安障害(SAD)とは?
社会不安障害は、近年注目されている精神疾患です。
社会不安障害の症状とは?
「結婚式のスピーチが、緊張や不安で怖いので結婚式に出席できない」
「会食をしているときに、周りの目が気になり恥ずかしさや不安から食事がのどを通らない」
こうした想いを抱く人が多くなってきています。実は、これは単に性格の問題だけでは語れないのです。
もし性格だけの話であれば、訓練次第で徐々に不安や恥ずかしい気持ちを取り除くことが出来ます。しかし、精神疾患である場合は、こうした感情にプラスして、強い動悸やめまい、そして身体の震えなどの身体症状が現れます。
身体症状が現れるということは、治療が必要なレベルだということです。
不安感、恐怖感、そして震えや動悸・めまいが現れる症状を、社会不安障害(SAD)と定義づけています。
社会不安障害(SAD)は、常に強い不安感を覚え、赤面、震えなどの身体症状を伴います。
また具体的な症状をいえば、いつも決まった場面に遭遇すると、お腹が鳴ったり、オナラが出るまたは出そうになる、赤面してします、動悸や息苦しさ、発汗、声や手足の震え、トイレが近くなる、口が渇く、めまいが起こるなどがあります。
また、不安に感じる場面が怖いため、それを避けるようになり、人ごみに行けなくなったり、買い物が出来なくなることもあります。社会不安障害によって、日常生活に支障が出てきます。
社会不安障害と類似の症状とは?
ある調査によると、女性の30.5%、男性の19.2%が一度は社会不安障害になると言われています。特に女性に多い病気となります。
社会不安障害は、パニック障害や広場恐怖症、恐怖症、外傷後ストレス障害などと同じタイプに分類されます。また上記の精神疾患は、総称して不安障害と呼ばれています。
パニック障害は、前触れもなく、突然激しい不安や恐怖に襲われ、動悸や発汗、震えや呼吸困難を引き起こします。広場恐怖は、雑踏や公共の場所で強い不安や恐怖を感じます。
社会不安障害と同じような症状が出てくる訳です。
社会不安障害の原因とは?
社会不安障害の原因は、まだはっきり分かっていませんが、不安をコントロールする脳内物質のセロトニンのバランスが崩れるのではないかと考えられています。
セロトニンの分泌に異常があると、ある日突然、強い不安感が襲ってくることがあり、これに過労やストレスが加わると、より引き起こしやすいと言われています。
自然に不安感が消失して、治癒することはありますが、放っておくと治りにくくなる傾向があります。社会不安障害のうち60%がパニック障害やうつ病、アルコール依存症を併発すると考えられています。
強い不安感を感じたら、すぐに精神科や心療内科の専門医に相談することが必要です。
社会不安障害の治療法とは?
社会不安障害の治療は、薬物治療や認知行動療法を使います。
薬物治療は一般的に、副作用が少なく症状に効果的なSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を使います。
認知療法は、まず自分の行動を客観的に把握します。
そしてある特定の行動や場所での不安感や恐怖感を認識して、徐々にそのシチュエーションに自分を慣らしていく治療法です。
社会不安障害は、再発しないとは言い切れません。
そのため、不安が発生する状況をよく理解するいことが大切です。
自分がどういった状況で発作が起こるのかと掴んでおきましょう。
専門医とよく相談して、自分の状況を把握し、不安や緊張を和らげながら日々過ごすように心がけてください。
また日常生活では休息をよくとり、ストレスを溜めないことも重要です。心も身体もリラックスさせて、専門医の指導によく従いましょう。
社会不安障害は、治る病気です。根気よく治療して、ストレスをためず、心身ともにリラックスして日々をすごすように心がければよくなりますよ!!
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